今日は、「歯科衛生士としてのやりがい」について書きたいと思います。
「やりがいって何?」と聞かれると、つい答えに迷ってしまうこともありますよね。
華やかな仕事でもないし、ドラマみたいに劇的な瞬間が毎日あるわけでもありません。
むしろ、コツコツ、小さな積み重ねの連続です。
でも、その“小ささ”の中に、実はすごく大きな喜びが隠れていたりするんです。
今日はそんな話を、歯科衛生士歴14年の私が、ママ目線も交えてゆるっと共有します。
「人の役に立つ仕事」ってよく聞くけれど…
歯科衛生士の仕事って、「人の健康を支える素晴らしい仕事です」って言われがちです。
もちろん、それは本当です。
でも、こういう言葉って、なんだか抽象的だし、ちょっと重く感じませんか?
「そんな立派な気持ちだけで毎日やってるわけじゃない…」
「もっと現実的な、そばにある感覚なんだよなぁ…」
きっと、同じように思う人もいるはずです。
私もそうでした。
もちろん「役に立てて嬉しい」という瞬間はあります。
でも、日常では、カルテを書いたり、ユニットを整えたり、スケーリングやTBIを繰り返したり。
患者さんが増えたら忙しくなって、お昼休憩が短くなることだってあります。
この“現実”の中でも続けたいと思えるのは、実はもっと小さくて、静かで、でも確かに心に残る瞬間なのです。
「ありがとう」の一言が、思った以上に大きい
たとえば、こんな瞬間があります。
- 「前より痛くなくなりました」と言ってもらえたとき
- 「説明が分かりやすかったです」と笑顔を向けてもらえたとき
- 長年同じ担当だった患者さんが、引っ越し前に挨拶に来てくれたとき
すごく大きな成果ではないかもしれません。
でも、心の中でそっと灯がともるような感覚があります。
これをざっくりいうと、「誰かの安心につながるって嬉しい」なんですよね。
人って、安心すると顔が変わります。
口元がゆるんで、息がふっと軽くなるみたいに。
あの瞬間を見られる。
それは、やっぱり嬉しいです。
「ずっとここに通ってます」という信頼の重さ
もうひとつ、じんわりくる瞬間があります。
それは「自分を選んでもらえている」と感じるときです。
とくに歯のメンテナンスは、何年も通ってくれる方が多いですよね。
その積み重ねは、患者さんとの“関係”をつくります。
- 仕事の相談をしてくれたり
- 子どもの成長を話してくれたり
- 時には雑談でお互い笑いあったり
「あなたに任せたいです」と言われるのは、本当に特別なことです。
もちろん、誰にでもできる仕事という面はあるかもしれません。
でも、“誰でもいいわけじゃない時間”を任せてもらえたとき、
「この仕事を続けてよかった」と感じます。
綺麗になる喜びって、けっこう大きい
歯科衛生士の仕事は、見た目の変化も支えます。
歯石をとったあと、鏡を見て笑顔になる患者さん。
ホワイトニングの効果を見て「わぁ!」と驚く瞬間。
見た目が変わると、気持ちも変わります。
口元に自信が持てると、人って前を向くんですよね。
なんだか表情まで明るくなる。
これを目の前で見られるのは、本当に幸せです。
現場は大変。でも、続けたくなる理由がある
とはいえ、現場はラクではありません。
- 予約が詰まってバタバタ
- 技術的に難しいケースもある
- コミュニケーションに気を使う
- 肩こり・腰痛…ありますよね
正直、心が折れそうな日もあります。
私も、育児との両立に悩んだ時期がありました。
それでも続けられるのは、
「人の口の健康を守る仕事は、社会にとって必要」
だと感じているからです。
そして、毎日の中にちゃんと“やってきてよかったな”と思える瞬間があるからです。
「とはいえ、迷う日がある」それも普通です
ここまで書くと、「美化しすぎじゃない?」と思うかもしれません。
実際、私もそう思います。
やりがいが常にキラキラしているわけではありません。
- やる気が出ない日
- 失敗した日
- うまく説明できなかった日
全部あります。
でも、そんな自分を認めながら、
「少しずつ、今日できることをやればいいや」
と思えるようになると、仕事って少し軽くなります。
まとめ:やりがいは“静かに積もる”
最後に、今日の話をまとめます。
- 歯科衛生士のやりがいは、大きなドラマではなく“小さな変化の積み重ね”
- 患者さんの安心や笑顔が、大きな原動力になる
- 信頼して通ってくれることは、何よりの宝物
- 続ける中で、仕事は静かに好きになっていく
派手ではないけれど、確かに心に残る仕事です。
そして、誰かの生活をそっと支える手になれることは、
とても尊いのでは…といつも感じています。
これからも、同じ道を歩く方と、ゆるく励ましあえたら嬉しいです。
あなたの“やりがいの瞬間”も、また教えてくださいね。

