「フロスって種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない」
歯科衛生士として15年、患者さんにフロスをすすめるたびに聞かれるのが「どれを買えばいいですか?」なんですよね。
ドラッグストアに行くと棚一面にフロスが並んでいて、ホルダータイプ、ロールタイプ、ワックスあり、なし…。正直、選べないですよね。
今回は、歯科衛生士の私が実際に使って「これは良い」と感じたデンタルフロスを5つ厳選してご紹介します。初心者の方、矯正中の方、歯間が狭い方、それぞれのタイプに合わせたおすすめも解説しますね。
そもそもフロスって本当に必要なの?
実はこれ、歯科衛生士の間では常識なんですが、歯ブラシだけでは歯垢の約58%しか除去できません。残りの42%は歯と歯の間に残ったまま。フロスを併用すると、歯垢除去率が90%まで上がるんですよ。
「毎日歯磨きしてるのに虫歯になった」という方は、ほぼ間違いなく歯間の清掃ができていません。診療室でもこれは本当によく見る光景です。
フロスの選び方(タイプ別ガイド)
| タイプ | 特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| ホルダータイプ(Y字・F字) | 持ち手がついていて使いやすい | フロス初心者・子ども・奥歯が苦手な人 |
| ロールタイプ(糸巻き) | コスパが良く衛生的 | 慣れてきた人・毎日使う人 |
| ワックスあり | 滑りが良く歯間に入りやすい | 歯間が狭い人・初心者 |
| ワックスなし(ノンワックス) | 歯垢の絡め取り力が強い | しっかり清掃したい人 |
歯科衛生士おすすめデンタルフロス5選
1. クリニカ アドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ(初心者イチオシ)
フロス初心者にまず試してほしいのがこれです。Y字型のホルダーがついているので、奥歯にも簡単に入れられます。
私が患者さんに「まずはこれから始めてください」とおすすめしているのがこの商品。持ち手のグリップが握りやすくて、力加減も調整しやすいんですよ。1本で繰り返し使えるのでコスパも良いです。
2. フロアフロス(歯科衛生士人気No.1)
歯科衛生士の間で「これが一番」と言われているのがフロアフロスです。384本の繊維が歯面に沿って広がり、歯垢をごっそり絡め取ってくれます。
正直、初めて使ったときは「こんなに違うの?」と驚きました。ロールタイプなので慣れが必要ですが、慣れたらもう他のフロスには戻れません。
3. ルシェロ フロス ミントワックス(歯間が狭い人向け)
髪の毛の約1/100という極細のマイクロファイバーを使っていて、歯間が狭い方でもスルッと入ります。ワックス加工されているので引っかかりにくく、ミントの爽快感もあります。
「フロスを入れると歯間で引っかかって痛い」という方には、まずこれを試してほしいです。
4. GUM デンタルフロス ワックス(コスパ重視)
ドラッグストアでどこでも手に入る安心感と、40mで300円台というコスパの良さが魅力です。ワックス加工で滑りも良く、日常使いにぴったり。
「まずは毎日の習慣にしたい」という方には、手に入りやすさとコスパのバランスが最高のこの商品がおすすめです。
5. 小林製薬 糸ようじ(F字ホルダー・手軽さ重視)
日本で一番有名なフロスといえばこれですよね。F字型のホルダータイプで、テレビを見ながらでもサッと使えます。
ただし歯科衛生士として正直に言うと、Y字タイプやロールタイプに比べると歯垢除去力はやや劣ります。「フロスの習慣がゼロの人が、まず始める」にはアリですが、慣れてきたらY字タイプやロールタイプに移行するのがおすすめです。
フロスの正しい使い方(3ステップ)
- 約40cmの長さに切る(ロールタイプの場合)。両手の中指に巻きつけて、使う部分を2〜3cmにする
- 歯と歯の間にゆっくり入れる。ノコギリのように前後に動かしながら入れると、歯ぐきを傷つけにくい
- 歯面に沿わせてC字型に動かす。上下に5回ほど動かして歯垢を掻き出す
フロスの使い方で困ったことがあれば、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
デンタルフロスが切れる・引っかかる原因と対処法
歯間ブラシとフロス、どっちを使えばいい?
まとめ
- 歯ブラシだけでは歯垢の58%しか取れない。フロスで90%まで除去率アップ
- 初心者はホルダータイプ(Y字)から始めるのがおすすめ。慣れたらロールタイプへ
- 歯科衛生士人気No.1はフロアフロス。歯垢の絡め取り力が段違い
- 歯間が狭い方はルシェロ フロスのマイクロファイバーが入りやすい
- まずは毎日1回、夜の歯磨き後にフロスを使う習慣から始めてみてください

