今日は「子どもの歯ぎしり」について書いてみようと思います。
夜、寝ている子どもから「ギリギリ…」という音が聞こえてきて、思わず心配になったことがある人は、きっと少なくないと思います。
「歯が削れちゃうんじゃない?」
「ストレスが溜まっているのかな?」
「歯医者さんにすぐ行ったほうがいい?」
そんなふうに、不安に思うことありますよね。
子どもの歯ぎしりは、検索するとすぐに
「成長の一環だから大丈夫です」
と書かれていることが多いです。
でも、そう言われても。
頻繁にあると、やっぱり気になります。
本当に放っておいていいのか、分からないですよね。
子どもの歯ぎしりは「よくあること」なのか
まず前提として。
子どもの歯ぎしりは、実際によく見られます。
特に、
・乳歯が生えそろう頃
・永久歯に生え変わる時期
・体や脳がぐっと成長しているタイミング
このあたりで起こりやすいです。
歯科では、これを「ブラキシズム」と呼びます。
ざっくり言うと、無意識に歯を動かしてしまうクセのことです。
大人の場合は、ストレスや噛み合わせが原因になることが多いですが、
子どもの場合は、もう少し理由がシンプルなこともあります。
例えば、
「歯の位置を自分で確認している」
「噛み合わせを調整している」
そんなイメージです。
ちょっと不思議ですが、体が勝手にやっている“調整作業”のようなものだったりします。
「大丈夫」と言われるけれど、心配になる理由
とはいえ。
「大丈夫です」と言われて、はい安心、とはなりにくいですよね。
歯ぎしりの音が大きければ大きほど不安がふくらみます。
・歯が欠けないか
・顎に負担がかからないか
・眠りの質が悪いのではないか
こんな心配が浮かぶのは、すごく自然なことだと思います。
実際、私も職場で
「音がすごくて…」
と相談されることがよくあります。
親としては、「今は大丈夫」よりも
「この先も大丈夫なのか」
が知りたいんですよね。
注意したい歯ぎしりのサインもあります
子どもの歯ぎしりの多くは、経過観察で問題ないことが多いです。
ただし、いくつか気にしておきたいポイントもあります。
例えば、
・朝起きたときに「顎が痛い」と言う
・歯が明らかにすり減っている
・日中も噛みしめるクセが強い
・眠りが浅そうで、よく目を覚ます
こうした様子が続く場合は、一度歯科で相談してもいいと思います。
「相談=治療」ではありません。
話を聞いてもらって、様子を見るだけでも十分です。
家庭でできる、ちょっとした視点
歯ぎしりを「止めさせよう」とすると、正直かなり難しいです。
寝ている間のことなので、コントロールできません。
なので、視点を少し変えてみるのも一つです。
例えば、
・寝る前の時間を少しゆったりさせてみる
・スマホやテレビを早めに切り上げる
・「今日楽しかったこと」を一つ話してから寝る
歯ぎしりそのものより、眠りの質に目を向ける感じです。
必ず効果が出る、という話ではありません。
でも、親の気持ちが少し楽になることも多いです。
歯ぎしり=悪いこと、ではありません
歯ぎしりを見ると、つい
「何か問題があるのでは」
と考えてしまいます。
でも、子どもの場合は
「成長の途中で、たまたま表に出ているサイン」
であることも多いです。
ですが、中学生を過ぎて永久歯にすべて生え変わっても歯ぎしりが
続くようであれば相談が必要なケースもあります。
まとめ
子どもの歯ぎしりは、珍しいことではありません。
多くの場合、成長の過程で自然に見られるものです。
とはいえ、
「心配になる気持ち」わかります。
音が気になる。
様子が気になる。
などあれば、必要に応じて歯科医院で相談することでお子さんの成長を見守りましょう。

