予防歯科で衛生士は何をしてるの?
今日は、予防歯科の現場で歯科衛生士ってどんな役割があるの?というお話をしたいと思います。
よくあるイメージは
「歯医者さん=治す場所」
「衛生士=歯石を取る人」
という感じですよね。
もちろん、歯石取りは大事です。ただ、私たち衛生士の仕事はそれだけではなくて、もっと“未来のためにできること”が詰まっています。
「治療しに行く場所」から
「健康を守る場所」に変わってきている今だからこそ、役割が広がっていると思うんです。
歯医者さんって、意外と治療で手一杯です。虫歯治療、麻酔、説明、手術…。一言で言うと、毎日フル回転です。
そんな中で、日々のケアや予防の視点で患者さんに寄り添う存在が衛生士なんですよね。
「がんばって磨いてください」だけじゃ続かない
よくあるアドバイスって
「しっかり磨きましょう」
「フロスも頑張ってください」
…ですよね。
いや、それができれば苦労しないんです、ほんとに。
子育てしながら、仕事しながら、ご飯作って、洗濯して…
歯磨きに10分かけましょうと言われても、現実問題そんな余裕ない日もあります。
なので、予防歯科では単に方法を伝えるだけじゃなく、
- 今の生活の中でできることは?
- 続けやすい習慣は?
- 無理ない第一歩は?
こんな視点で寄り添うことがとても大切です。
例えば、
「夜だけでもフロスを」
「忙しい日はうがいだけでもOKです」
といった、“完璧じゃなくていい”提案です。
これ、患者さんの顔が本当にふっと軽くなる瞬間があります。
実はこんな役割もあります
予防歯科で衛生士がしていることって、意外と多いです。
✅ お口の状態のチェック
歯ぐきの腫れ、磨き残し、噛み合わせの癖など。
これを丁寧に見ることが、トラブルを防ぐ第一歩です。
✅ セルフケアのアドバイス
主にTBI(歯ブラシの選び方、磨き方、フロスの使い方など。)
✅ 歯石除去・クリーニング
歯周病予防の基本。
これを定期的にすることで、炎症や腫れを防ぎます。
✅ 生活習慣のサポート
食生活・ストレス・睡眠・口呼吸…。
実は歯の健康って生活とすごく結びついています。
「砂糖控えましょう!」だけではなく、
「間食が多い日は自然な甘味のあるサツマイモや、くり、キシリトール配合のおやつなども使ってみましょう」とか、
“現実に合わせた提案”をします。
✅ メンタルのサポート?
意外ですがこれも大事です。
「なんかうまく磨けなくて…」
「フロス挫折しました…」
こんな声、よく聞きます。
そんなとき、
「大丈夫です、そういう日もありますよ」
と言えるのも衛生士です。
医療ですが、ちょっと生活に近いポジションなんですよね。
医院と患者さんをつなぐ“架け橋”の存在
歯科医院でよくある流れだと
治療計画は先生が立てて、
日々のサポートは衛生士が担います。
言ってしまえば、
医院と患者さんの真ん中に立つ役割です。
だからこそ、
- ちゃんと説明する
- 不安を聞く
- 小さな変化に気づく
こういう細やかなところに価値があります。
「今日は少し腫れてますね」
「この磨き方すごく良くなりましたね!」
そんな声かけで、患者さんが前向きになれることもあります。
まとめ
予防歯科での衛生士の役割って、
歯を守る“仕組み作り”のお手伝いだと思っています。
治す治療も大事です。
でも、それ以上に
- 毎日のケアを続けること
- 自分の口の中を知ること
- 無理なく習慣にすること
これが長い目で見ると、一番大切です。
そしてそれは
医院だけではなく、患者さんと一緒につくるものです。
「しっかり磨いてください」ではなく、
「続けられる方法、いっしょに探しましょう」という気持ちで。
歯科って、ちょっと緊張する場所かもしれません。
でも、“健康を一緒に育てる場所”と思えたら、
少しだけ、気持ちが楽になりますよね。
そんな風に感じてもらえる予防の場が増えたらいいなと思っています

