「甘いものを食べたら、ちゃんと歯を磨こうね」。
これは、ほとんどのご家庭でも言われていることだと思います。
でも実は、何を食べるかと同じくらい、いつ食べるかも虫歯予防では大事だったりします。
今日は「おやつの時間」と虫歯の関係について、ママ目線で、できるだけわかりやすく書いてみます。
「甘いもの=虫歯」という単純な話ではないです
虫歯というと、どうしても
「甘いおやつが悪い」
「チョコやジュースはダメ」
というイメージになりがちです。
もちろん、砂糖が多いものは注意が必要です。
でも、歯科衛生士として現場で見てきて感じるのは、内容よりも“食べ方”で差が出ることが多いという点です。
たとえば、
- ちょこちょこ間食が多い
- 食べる時間が毎日バラバラ
- 口の中に甘い状態が長く続いている
こういう習慣が重なると、虫歯のリスクはぐっと上がります。
おやつの回数が増えると、何が起きるのか
ここでよく出てくるのが、「お口の中が酸性になる時間」の話です。
専門的には「pHが下がる」と言いますが、
ざっくり言うと、歯が溶けやすい状態になる時間が増える、というイメージです。
おやつを食べる
→ お口の中が酸性になる
→ しばらくすると唾液の力で元に戻る
この流れ自体は、誰にでも起きています。
ただし、
- 朝おやつ
- 昼ごはん後にデザート
- 夕方にまたおやつ
- 寝る前にちょっと甘い飲み物
こんな感じで間隔が短いと、戻る前にまた酸性になるを繰り返してしまいます。
歯にとっては、なかなか休む時間がありません。
「時間を決める」だけで、かなり変わります
ここで大事なのが、
おやつをゼロにすることではないという点です。
正直、子育て中に
「おやつ完全禁止」
は、なかなか難しですよね。
私自身も、そこまでストイックにはできません。
なのでおすすめなのは、
- おやつの時間を1日1回〜2回に決める
- ダラダラ食べをしない
- 食べた後はお茶やお水を飲む
このくらいの、現実的なルールです。
「時間を決める」だけでも、
お口の中がリセットされる時間をちゃんと作ることができます。
虫歯予防は「完璧」より「続く形」が大事です
ネットや育児書を見ると、
「甘いものは控えましょう」
「食後は必ず歯磨きを」
と、正論がたくさん並んでいます。
でも、それを全部守ろうとすると、親のほうが疲れてしまいます。
とはいえ、何もしなくていいわけでもありません。
だからこそ、
- おやつの時間を意識する
- 回数を増やしすぎない
- できる範囲でケアする
このくらいの考え方で十分です。
まとめ
おやつは、子どもにとって楽しみの時間です。
無理に取り上げる必要はありません。
ただ、
「いつ食べるか」を少し整えるだけで、虫歯予防につながる
という視点を持ってもらえたら嬉しいです。

